コンデンサーマイクの性能比較・価格比較を紹介!
DTM録音機器の急速な普及に伴い、宅録やいつも使用しているスタジオで、市販のCDに負けないクオリティーの高い音質で録音し、ミックスダウンまで自分達でやりいという方が増えた今日この頃。
しかし、録音の命とも言えるスッピンの録り音、録音した音自体が良くないとその後の作業をいくら頑張ってみても限界があります。 その段階で必ず必要になってくる録音機器の1つがコンデンサーマイク。
多くの需要があるのにも関わらず、楽器屋の店頭での品揃えは薄く、置いてあっても何故か使えないコンデンサーサーマイクばかりが並んでいます。
仕事の関係上、頻繁にマイク選び(特にボーカル録音用のコンデンサーマイク)の相談を受けますが、一般ユーザーの方は楽器屋の少ない選択肢の中からコンデンサーマイクを購入されることが多いみたいです。
録音機材全般が、インターネットで購入する方が安上がりになってしまった昨今においては、まさに
二重苦ですね・・・。「コンデンサーマイクNavi」では比較的購入しやすい価格帯ながらプロの現場でも多用されている、“使えるコンデンサーマイク”を中心に紹介していきたいと思っております。
Last up date;2007/10/23
コンデンサーマイクとは?
コンデンサーマイクの振動板(音をキャッチする部分)は、とても薄くて軽い金属膜で出来ていて、
ほんのわずかな音にも敏感に反応してくれます。
逆にダイナミックマイクの振動板にはコイルが巻きつけられていて、これが重りになり、振動板が動き出すのにある程度の音圧が必要になります。
この振動板の反応の差から分かる通り、コンデンサーマイクはたいへん感度が良く、繊細でリアルな音が録音でき、さらに低域から高域まで広い範囲で音を獲得できる特徴を持っています。
そのため、ボーカルやアコギなどの空気感・部屋の鳴りなどが必要になる楽器はもとより、各種アンプ類・ドラムセットや生楽器の本来持っている音圧や空間の響き(実際に耳で聞いている音に近い状態)まで忠実に録音することが可能で、コンデンサーマイクが1本あるだけでレコーディングのクオリティーは一気に上がります。
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ボーカル集音録音用コンデンサーマイク
NTK/RODE(コンデンサーマイク)
真空管コンデンサーマイクと聞くとたいへん高価なイメージが先行して、DTM録音や宅録初心者の方の場合、選択肢からおのずと消えてしまう存在ですね。 しかし、このコンデンサーマイクも他のロードマイク同様に価格に見合わないハイクオリティーの音質を獲得していて、かなり使えます。 真空管コンデンサーマイクが、このように低価格・激安なのには本当に驚きで、実際にスタジオで使用してみるまでは正直なところ半信半疑でした(笑)
ちなみに、DTMや宅録はもちろんのこと、プロのレコーディング現場でもその存在を確認することが出来るマイクです。
その特徴は、RODE特有の高域のきらびやかさはそのままに、真空管の温かさと中低域の太さをプラスしたようなマイクで、DTM録音時の線の細さやデジタル臭さ等も結構解消してくれる便利なマイクですね。 楽器屋でボーカル用コンデンサーマイクとしてC3000/AKG等をすすめられた方には迷わずNTK/RODEをおすすめします。 *C3000/AKG が酷いコンデンサーマイクという意味ではありません。 同価格帯のコンデンサーマイクの中で、あくまでも、実際に現場で使用してみて感じた個人的主観です。
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AT4040/audio technica(コンデンサーマイク)
NTK/RODEに比べると、より現代的な音作りでバランスがとても良いコンデンサーマイクです。 世界的なロングセラーとなったAT4033aをベースに、最新のテクノロジーを投入して磨き上げた40シリーズの新しい基幹モデルのコンデンサーマイクがこの AT4040 です。
宅録機材で奥行きや透明感のあるボーカルを録音されたい方にはオススメの
コンデンサーマイク です。
この価格帯の コンデンサーマイク にありがちな、感度はすごく良いんだけど、なんか音の線が
細い・・・なんて事もありません。高域成分のきつさなどもありませんので男女を問わず使用できます。
V67-G/MXL(コンデンサーマイク)
コンデンサーマイクに価格破壊を起こした新鋭ブランド。 このマイクも低価格・激安故に、実際に使用してみるまでは半信半疑でしたが、今まであった低価格のコンデンサーマイクとは一線を画してます。
小さな声の時と声を張り上げた時に、ボーカルの声質に差が少ないので、オケ中に入っても歌の存在感がなくならずに出ます。音の解像度も高いと思います。
サウンドを決める中低域に特徴を持っていながら、フラットな音質なので女性ボーカルにも使用出来、高域をシャープに再現できるので、豊かな倍音を余すところなく集音・録音できます。
ボーカルはもちろん、アコギなどの生弦楽器にも使用できます。
機能とコストパフォーマンスを両立した人気モデルなので、とりあえず1本コンデンサーマイクが欲しいという方には、おすすめですね!
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ギター集音録音用コンデンサーマイク
C414B-XLS/AKG(コンデンサーマイク)
このコンデンサーマイクは、一音一音の表現力や空気感・音圧の全てをマイクレベルで録音可能にしてくれる素晴らしいマイクです。
私の中ではギターアンプや、ドラムオーバーヘッド集音・録音時のベストマイクです!
SM57等はガッツの有るギターの音を録音できますが、マイキングによっては音色がダンゴになりがちで、一弦一弦の響きまでは集音し辛い事があります。
かといって、完成度の低い安価なコンデンサーマイク等で録音してしまうと音圧や低音域のパワー感の物足りなさが生じるのは否めません。
しかし、C414B-XLS/AKGは、マイク自体の個性も素晴らしいものが有り高音域のツヤ・煌びやかさ、中音域の温かさ・太さは他を寄せ付けない素晴らしさを持っています。
上記以外にも様々な録音環境で使用できる可能性を持っているマイク
(ボーカル・アコギ・バイオリンやチェロなどの各種生弦楽器・各種オフマイク・アンビエンス)なので、
1本購入してしまえば、宅録での録音作業の殆どを、この1本のマイクでこなせるようになりますよ!
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ベース集音録音用コンデンサーマイク
RODE/NT1-A (コンデンサーマイク)
本来はボーカルの集音録音に使用されるコンデンサーマイクなのですが、それはここではおいておいて・・・(笑) ベースの集音録音用マイクとして使用すると、とても優秀なマイクです。
というのも、低域が他のマイクに比べて出ていて、低域の表現力がとてもあるコンデンサーマイクなのです。
ダイナミックマイクでは集音録音しきれない倍音や音圧もしっかりと表現してくれますのでラインのしっかりと見えるぶっといベース音を録音できます。
また、アコギの音をザクザクした太い音で録音したい場合や、ギンギンした音をカットしたい場合。
中低音生楽器の繊細なニュアンスを録音する目的で使うマイクとしてもとても優秀なコンデンサーマイクですね
もちろん、ボーカル用としても特に問題があるレベルではないので、この低価格・激安感・用途の広さを考えるとたいへんお買い得なコンデンサーマイクです。
ただ、個人的には中高域がちょっと細い感じがします。ボーカル録音時に使用する場合、このマイクの特性に合っている方と、そうでない方の差があるように思います。
(音像がハッキリと出てくる方とそうでない方ということです。)
その辺りは、ある程度の録音を重ねられてから感じられるようになる範囲なので、
マルチに使える最初の1本・入門用としては、オススメですよ!
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ドラム集音録音用コンデンサーマイク
シンバル集音録音用コンデンサーマイク
シンバル用コンデンサーマイクとしては、C451B/AKG ・C391B/AKG ・RODE/NT5がおすすめです
予算のことを考えなくてもよければC414B-XLS/AKGやU87ai/NEUMANNなども一押しです。
C451/AKGは、楽器録りの コンデンサーマイク として世界中で活躍する往年の定番コンデンサーマイクで、高域部分の透明感は他のマイクと比べて、頭一つ抜けた感があります。それでいて、
シャリシャリの薄っぺらい感じではなく、太く温かい独特の質感はたまりません。
1969年の登場以来、スタジオ スタンダードとして愛用され続け、生産完了後の根強い人気と多くの要望により、C451に改良を加え復活を遂げたのが、この C451B です。
ドラムのシンバル集音録音の他、アコギなどの生弦楽器の録音やギターアンプの録音など、中高域の美味しい音の成分を余すとこなく集音録音してくれるコンデンサーマイクです。
C451Bの廉価版になるC391Bもしっかりとしたつくりのコンデンサーマイクで、C451Bほど個性の強いマイクでは無いですが、その分、癖の無い素直なマイクなので使い勝手が良く、コストパフォーマンスを考えると、こちらのコンデンサーマイクもお勧めですね。
バスドラム集音録音用コンデンサーマイク
バスドラムの集音録音にコンデンサーマイクを使用する場合は、ボーカル集音録音などに使用されているコンデンサーマイクを併用されることをおすすめします。
この時に注意点として、バスドラムはたいへん入力レベルの大きな楽器です。
マイキングのポイントをホールから外して5〜15cm程の距離で狙って下さい。この距離が近ければ、よりアタッキーな音になり、遠ければバスドラム全体の鳴りをより集音録音できます。
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アコギ(アコースティックギター)集音録音用コンデンサーマイク
アコギ全体の鳴りと部屋鳴り・空間の鳴りまで集音録音されたい方や、奥行きのある音を録りたい方にはボーカル用の大きなダイアフラム(振動板)がついているタイプのコンデンサーマイクをおすすめします。
例:RODE/NTK ・audio technica/AT4040 ・MXL/V67-G ・AKG/C414B-XLS
高域成分を多めに集音録音しキラキラ感のある、アコギの弦の鳴りをメインに集音録音されたい場合は、ペンシルタイプの集音録音コンデンサーマイクをおすすめしめす。
例:AKG/C391B・RODE/NT5・SHURE/SM81
アコギ(アコースティックギター)という楽器の特性上、どうしてもSM57の様なダイナミックマイク1本では、実際の生音の美味しい成分を全て集音録音することは難しくなります。
逆にコンデンサーマイク1本で週音録音すると音の線が細くなってしまうこともあります。
高域成分の煌びやかさ、生弦楽器特有の中音域の温かさ、低音域の太さの全てが集音録音できて、
アコギ本来の音となるので、透明感のある音を集音録音することに秀でるコンデンサーマイクの特性とガッツのある音を集音録音することに秀でるダイナミックマイクの特性を上手く組み合わせてやれば、より良い音で集音録音できますよ。
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